17日、新潟県弥彦村の弥彦神社相撲場で行われた大相撲・伊勢ヶ浜部屋の横綱、照ノ冨士の奉納土俵入りのあとジオワールド・ビップ(三条市)で伊勢ヶ浜部屋激励会が開かれ、来年は5年ぶりに弥彦村で伊勢ヶ浜部屋の夏合宿が行われることが紹介された。
2015年に当時の伊勢ヶ浜部屋の横綱日馬富士が弥彦神社相撲場の完成を祝って奉納土俵入りを行った。翌16年から伊勢ヶ浜部屋は弥彦村で夏合宿を行い、弥彦の夏の風物詩として定着しつつあったが、新型コロナウイルスの感染拡大で19年から中止している。
激励会には照ノ冨士をはじめ伊勢ヶ浜部屋の力士、そして支援者ら約200人が出席。伊勢ヶ浜部屋越後之国後援会会長でもある弥彦神社の渡部吉信宮司は、「コロナ禍でできなかった夏合宿、親方とも話して快くお引き受けいただき来年、行うことになった」と報告し、会場は大きな拍手でわいた。
伊勢ヶ浜親方も「この土俵入りを新たなスタートして、コロナ禍で4年間、合宿できなかったので、宮司さんにお願いして来年からまたさせていただくことになった。また、相撲を通じて皆さまにいろいろな面で貢献できれば幸い」と感謝した。
また渡部宮司は、9月場所で照ノ冨士の9回目の幕内優勝など伊勢ヶ浜部屋の力士が「良い成績を収めてほしい」。伊勢ヶ浜部屋親方は「いずれはこの地から次の関取を輩出したい。地元から入門して関取になれば盛り上がりは全然、違う」とそれぞれ期待した。
新潟県護国神社の齋藤伸雄宮司の音頭で乾杯し、抽選会やゲーム、記念写真撮影などで4年ぶりの力士との交流でにぎやかに過ごした。