民間検査・研究機関の一般社団法人県央研究所(茨木和雄理事長・新潟県燕市小高)は19日、夏休み体験学習「草木染めの化学」を開き、3年生以上の小学生9人が参加して草木染めに挑戦してもらった。
タマネギの皮、アボカドの皮、シソの葉の3種類で木綿のハンカチを染める実験をしたほか、木綿のひも、染まりやすいように豆乳につけおいた木綿のひも、アクリルひも、羊毛糸の4種類で染まり方の違いも確認した。
県央研究所はかつては市民を対象に「さわやかレディースセミナー」を開いたり、地域を対象に防災セミナーを開いたりしてきた。コロナ禍が収まったこともあり、研究施設としての知見を地域に還元したいと今回、初めて夏休み体験学習を開いた。
三条市のエコクラス認定制度などに関連して学校に講師を派遣して出前講座を開くこともあるが、今回は県央研究所に子どもたちから足を運んでもらって県央研究所に親しんでほしいという思いもある。
茨木理事長は「来年とは言わず定期的にこうした体験学習の機会がもてるような方法を検討したい」と話していた。