9月の「たがみバンブーブー」に向け竹あかりの製作始まる アルビ・田上大地選手も参加 (2023.8.20)

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タケノコの産地で知られる新潟県田上町で昨年秋、初めて行った町内の竹林のライトアップを目玉としたアートプロジェクト「たがみバンブーブー」は大反響を呼んだ。ことしも9月16日から10月15日までの開催に向けて竹あかりの製作が始まり、20日は田上町観光大使でもあるJリーグ・アルビレックス新潟のDF田上大地選手(30)も製作に参加した。

「たがみバンブーブー」の竹あかり製作
「たがみバンブーブー」の竹あかり製作

「たがみバンブーブー」は、タケノコが育つ町内の竹林の整備、保全を兼ねてタケを生かした取り組みで町づくりを測ろうと、「道の駅たがみ」を拠点に町内の団体で実行委員会を組織して昨年、初めて開いた。

関係者も驚く2万5000人もの来場者を集めるビッグイベントとなった。ことしは最大の注目を集めた竹林のライトアップを昨年の約2倍に拡張。町内の椿寿荘や湯田上温泉の旅館7カ所ににタケで作る竹あかりで飾るほか、日中のインスタレーションなどを計画する。


いちばん右が佐野町長
いちばん右が佐野町長

開催に向けて18日から田上町商工会会館などで竹あかりの製作を行っている。その前に長さが7〜8メートルある大きなタケだけで250本以上を竹林から切り出してきた。

竹あかりは、熊本県を拠点に国内外で活躍する総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」が監修。竹あかりの作り方は、穴を開ける位置と穴の大きさを印刷した型紙をタケに張り、それをガイドに電動ドリルで穴を開けるだけなので、特別なセンスや技術は必要なく、初めての人でもすぐに慣れる。

田上大地選手も製作に熱中
田上大地選手も製作に熱中


作業に当たる人は募集し、約20人の申し込みがあった。穴開け作業は13日間設定し、20日は3日目。穴は直径4ミリから75ミリまで10サイズあり、参加者は電動ドリルの先に取り付ける穴を開けるためのビットを穴のサイズに合わせて取り替えながら黙々と作業し、佐野恒雄町長も少しだけ挑戦した。

田上大地選手もチームのユニホームを着て参加した。千葉県千葉市出身で、2020年にアルビレックス新潟に期限付きで移籍し、22年に完全移籍した。名字と町名が同じということで、ことし3月に田上町初の観光大使に就任した。

田上大地選手
田上大地選手

昨年の「たがみバンブーブー」に足を運び、その美しさを味わっている。「作るのは大変だけど、これがきれいな作品になると思うと楽しい」、「大きな作品のひとつになると思うので、ていねいに見栄え良くつくりたい」と展示されるようすをイメージして作業に集中した。

「これが田上町の魅力のひとつになるので、食べてもおいしいタケノコ、見ても美しいタケを田上町以外へも多くの人に知らせたい」と話していた。


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自分で栽培したジャガイモとタマネギを販売する田上大地選手

また、田上大地選手は趣味で野菜を栽培しており、「道の駅たがみ」の売店で自分で栽培したジャガイモとタマネギを販売した。自身のSNSで告知したのでファン数十人が販売に合わせて来場し、一緒に記念写真撮影も行ってファンサービスしていた。


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