加茂暁星高校(草間俊之学校長・加茂市学校町)看護科の戴帽式(たいぼうしき)が26日、加茂文化会館で行われ、これから本格的な病院実習に臨む同科3年生33人が戴帽を受け看護に向かう姿勢や責任の重さを自覚し、気を引き締めた。
加茂暁星高校は県内唯一の5年一貫看護師養成課程で、正看護師を最短コースで育成している。看護科3年間で普通教科と専門教科を学んだあと、看護専攻科2年間でさらに専門性の高い授業と実習を通して看護師としての実践力を身につける。
戴帽式で3年生33人は順に登壇し、女子はナースキャップ、男子はハンカチーフを着けてもらい、ナイチンゲール像のろうそくの灯火を自分のろうそくに移してひな段に整列。照明を落としたなかで、声をそろえてナイチンゲール誓詞を斉唱した。
草間学長は式辞で「プロの看護師への道はこれからが勝負。これからがこれまでを決める。皆さんのこれからを大いに期待する」と述べ、先輩の看護専攻科目2年生が「看護科の生徒が夢を実現できるようこれからも学年を越えて支え合い、共に成長することを約束する」と励ましの言葉を送った。
最後にMrs. GREEN APPLEの「僕のこと」を3年生全員でハンドベルで演奏した。マスクを着けていてもわかるほど緊張したようすで決意を新たにしていた。