新潟市秋葉区小須戸地区で24、25日の2日間「小須戸燈籠押合い(とうろうおしあい)まつり」が行われ、25日は4年ぶりの勇壮な燈籠押合いで締めくくった。
小須戸まつりは、小須戸の豪商、米沢屋吉田家が京都の祇園祭の燈籠を小須戸祭りにもと1639年(寛永16)に京都で買った燈籠を諏訪神社に飾ったのが始まりとされる。
燈籠は、松、竹、梅、桜の4組の4基ある。24日は昼は本部燈籠の町内、町外流し、夜は諏訪神社境内で民謡踊り、25日は昼は小須戸神楽保存会、各組子ども燈籠披露、各組燈籠運行が行われ、小須戸商工会会館前で小須戸喧嘩(けんか)太鼓と通りの上下2カ所で燈籠押合い、夜は児童遊園で盆踊りが行われた。
燈籠押合いがクライマックス。4年ぶりに行われた。2組ずつに分かれて倒した燈籠を勢いをつけて押してぶつけた。小須戸商工会会館前では、始める前に互いの組が「けがのないように」などとにこやかにあいさつしたが、燈籠がぶつかると雰囲気が一転した。
互いの燈籠の上に乗った人がいきなり取っ組み合いになり、道路に転落した。道路でもつかみ合うなど血気盛んだったが、1分ほどで終わると何事もなかったように平穏を取り戻していた。