三条タクシー株式会社(新潟県三条市・渡辺惣太代表取締役社長)は28日、同社が運営するX(旧Twitter)のアカウントで不適切な内容の投稿が炎上したことについて、TikTokアカウントに謝罪文を掲載した。
同社はSNSアカウントで、インフルエンサーとして活躍する同社の女性ドライバー「ひよりん」さんの日々の仕事ぶりや体験などを投稿している。
26日にXに投稿した内容が、男性向けの性的な表現があるとして炎上し、さらに28日になって炎上系インフルエンサーが投稿したことで炎上が一気に拡大し、その投稿は12時間とたたずに500万回表示された。
同社はTikTokに投稿した謝辞文「当社X(旧Twitter)アカウントにおける不適切な発言に関するお詫び」で、「多くの皆様にご不快な思いと多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを、心からお詫び申し上げます」と謝罪した。
あわせて、ただちにSNSアカウン担当者の変更、Xアカウントの削除申請を行うとともに、再発防止のため社内スタッフへの再教育とSNS投稿前の上長への確認といった対策を行うと記した。
ケンオー・ドットコムの取材に対して渡辺社長は「一連の騒動に関して会社のSNS管理体制がいちばん問題だったと思っている。SNS担当と代表である私の不徳の致すところであり、SNS管理体制を一新して正しい方向で発信していくために是正していく」とした。
また、「発信内容が問題であったわけで、彼女(ひよりん)自身には非はない。新体制を構築するまでSNSでの活動を自粛し、今後はしっかりと内容を精査してから投稿したい」と話している。
ひよりんさんはTikTokerとして注目を集め、フォロワーは10万人を超える。昨年は三条市の「三条ふるさと観光大使」、ことし春には燕市・「道の駅国上」の応援団に就任している。