新潟市西蒲区の上堰潟(うわせきがた)公園で、ことしも稻わらで動物など立体作品を制作、展示する「わらアートまつり」が始まった。ことしは「越後の海」をテーマに「トキ」、「タコ」、「イルカ」の3体のわらアート作品を27日から10月31日まで展示している。
新潟市と合併前の旧岩室村と交流のあった武蔵野美術大学(東京都)に稲わらを活用した催しを相談したのがきかっけで、2006年に武蔵美と岩室温泉観光協会が協働して毎年1作品を西蒲区の岩室地区に展示して始まった。
08年度から新潟市主催「わらアートまつり」として開き、西蒲区内5カ所に作品を展示し、09年度から上堰潟公園で開催。地域の特産品販売やアトラクションも披露するイベントとして成長している。
期間中の土、日曜と祝日は午前10時から午後4時まで「西蒲市場」が開かれ、地域の農産物や菓子、手工芸品などを販売する店が並ぶ。10月7日(土)は午前10時から午後4時まで「新米まつり」が開かれ、新米コシヒカリを使ったおにぎりや弁当、丼物、みそ汁などが販売される。問い合わせは西蒲区役所産業観光課(0256-72-8417)。