新潟県燕市は、昨年7月のリニューアルから来館者が急増し、週末は慢性的な駐車場不足になっている「道の駅 国上」(新潟県燕市国上)の駐車場の拡張と隣接地に移転する計画の分水良寛史料館の事業用地取得に向け、9月議会に測量業務の委託料などの補正予算を上程する。
整備予定地は約22,000平方メートルで、うち駐車場整備部分は9,036平方メートル。約260台が駐車場できる。現在の駐車場は普通車224台、大型車5台を収容でき、駐車場整備により倍増する。
事業用地全体の用地測量と造成工事の実施設計を行い、2024度に事業用地を取得して造成工事を行う計画だ。
道の駅の駐車場部分は簡易舗装にとどめ、25年度以降の分水良寛史料館の建設工事のときに事業用地全体のアスファルト舗装を行う方針だ。
総事業費は6億2千万円から8億2千万円を見込み、うち道の駅駐車場整備にかかる事業は2億9千万円から3億4千万円を見込む。上程する補正予算は、測量設計等業務委託料3140万円と不動産鑑定手数料50万円の3190万円で、来年度は当初予算で用地買収、埋蔵文化財発掘調査委託料、土地造成工事費など合わせて5億8千万円から7億8千万円を見込む。
今年度は測量設計業務委託、24年度は用地取得、埋蔵文化財発掘調査、土地造成工事を行い、25年度に駐車場供用開始の予定だ。
「道の駅 国上」は昨年7月1日、大幅にリニューアルした。来館者はそれ以前の3倍にも増加したが、土、日曜や祝日は駐車場がまったく足りず、農道にも駐車するような状態になっている。