24日に新潟市南区月潟の旧月潟駅で行われる「かぼちゃ電車」乗車体験イベント「走れ!かぼちゃ電車」は、3日午前10時からのオンライン予約がわずか5分で360席分が満席になる人気だった。
「かぼちゃ電車保存会」(平田翼会長)は、1999年4月5日に廃線になった新潟交通電車線で活躍した車両3両を旧月潟駅で保存、監理している。その車体の黄と緑のツートーンカラーから「かぼちゃ電車」の愛称で親しまれた。
乗車体験は昨年10月に続いて2回目。モハ11号電車を車両移動機「アント」を牽引、推進して旧月潟駅構内に残るレール上を走行させ、乗車してもらう。自力走行ではないとはいえ、廃線から23年ぶりにかぼちゃ電車を走らせ鵜初めてその夢をかなえ、鉄道ファンを中心に大きな話題を集めた。
昨年は280席のオンライン予約が受け付け開始7分で満席になった。ことしは1便40人で9便、360人に席を増やしたのに予約開始5分で満席になった。先着順のキャンセル待ちも翌4日朝には1,100人に達した。
会長の平田翼さん(31)は「2回目だから去年ほど盛り上がらないかと思ったのに、思いのほか反響が大きかった」と相変わらずの人気に驚く。
あまりに体験希望者が多いのに乗車してもらえないことを申し訳なく思っており、予約を先着ではなく抽選にしたり、開催頻度を増やしたりなど期待に応える方法を検討している。
いずれにしろ平田さんは「ますます注目度が上がってありがたい」と予約殺到に感謝している。
おかげさまで5分で予約満席となりました!
— 【公式】かぼちゃ電車保存会 (@kaboden_niigata) September 3, 2023
多くの方からのお申し込み、ありがとうございます?? https://t.co/6JvJoGpkW0