新潟県燕市出身のソプラノ歌手、瀬尾奈々子さん=東京都豊島区=のふるさとでのリサイタルが10日、燕市文化会館で開かれ、200人近くが来場して瀬尾さんの歌声を満喫した。
瀬尾さんの旧姓は丸山。県立巻高校から武蔵野音楽大学大学院へ進み、ウィーン国立音楽大学オペラ科に学んだ。近年はポップスを収録したCDを相次いでリリースし、ライブハウスでの演奏など活躍のフィールドを広げている。
ふるさとでもたびたびコンサートを開いており、今回のリサイタルのサブタイトルは「秋華の演〜結(むすぶ)」。ピアノ伴奏でシューベルトの「アベマリア」やドヴォルザークの「わが母の教え給いし歌」、山田耕作の「この道」、小林秀雄の「落葉松」などクラシックファンに限らず耳にしたことのある親しみやすい曲を中心に約1時間半にわたりたっぷり演奏した。