16日開幕の「たがみバンブーブー」がプレオープン ことしは2会場が見学有料に

(2023.9.16)

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タケノコの産地で知られる新潟県田上町の夜を竹あかりで彩るアートプロジェクト「たがみバンブーブー」が昨年に続き16日から10月15日まで1カ月間にわたって展開されるのを前に15日夜、メイン会場の「たがみバンブーブー竹林」に地元の人たちを招いてプレオープンした。

「たがみバンブーブー竹林」が地元住民を招いてプレオープン
「たがみバンブーブー竹林」が地元住民を招いてプレオープン

昨年は竹林に2.5万人もの来場で迷惑をかけた地元住民をプレオープンに招待

初めて開いた昨年は、竹林の竹あかりとライトアップが大きな反響を呼び、1カ月間で約2万5千人もの来場者を集めた。想定をはるかに超える人出に周辺道路が大渋滞し、地元の人たちから家に帰れないという声が上がり、主催者にはまさにうれしい悲鳴だった。

とくに昨年は見学が無料だったがことしは有料にしたこともあり、開幕前夜に地元の人たちを無料招待して見学しもらおうとプレオープンした。


たがみバンブーブー竹林
たがみバンブーブー竹林

延べ千人以上が竹あかりを製作、たがみバンブーブー竹林は昨年の2倍以上の規模に

たがみバンブーブー竹林は、吉田新田地内の田上町地域学習センターから西側の小高くなった竹林。昨年の約2,600平方メートルからことしは約6,000平方メートルと2倍以上にエリアを拡張した。竹あかりは地元の園児から小中学生を含め、13回のワークショップを行って述べ千人以上が製作にあたった。

プレオープンに集まった地元の人たち
プレオープンに集まった地元の人たち


さらに3つのエリアに分かれ、竹あかりのトンネルをくぐった先の最初のエリアは、たがみバンブーブーを監修する熊本県の竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」が担当。オブジェや4つのフォトスポットも設置した。

たがみバンブーブー竹林
たがみバンブーブー竹林

2番目のエリアは新潟市のデザイナー小出真吾さんが担当。オブジェやモビールを設置し、16日からカフェがオープン。新潟市の和菓子店「丸屋本店」の生和菓子と村上産の抹茶を販売する。

たがみバンブーブー竹林
たがみバンブーブー竹林

第3のエリアは「光と音」がテーマ。流れるLEDの光に合わせて小出生まれの福島諭さん制作のタケから音をつくった電子音楽が流れる。最後はCHIKAKENの竹を球形に編んだ竹まりとボランティアで制作した竹あかりが見送ってくれる。


フォトスポット
フォトスポット

会場に入るとまず竹あかりに引きつけられるが、その魅力を引き出しているのが、ライトで照らされた自生する竹林。竹林があるとないとでは竹あかりの魅力はまったく違う。竹あかりを主とすれば竹林は背景だが、会場に長く滞在するほど実は竹林の方が主役に思えてくる。幾千のタケが描く繊細な線は息をのむほど美しい。

フォトスポット
フォトスポット

プレオープンには吉田新田と竹林に隣接する原ヶ崎新田の住民を招いた。ほとんどの人が昨年も見学しているが、規模の大きさに「すごーい!」と感激。フォトスポットはもちろん、スマートフォンで写真を撮りまくっていた。昨年は4回、見に来た近所の女性も「去年の何倍も感動しました」と目を丸くしていた。

フォトスポット
フォトスポット


実行委員会の渡辺勇祐実行委員長は、昨年は付近住民に迷惑をかけたことをわび、プレオープンを楽しんでほしいと話した。「道の駅たがみ」の馬場大輔駅長は「みんなで作り出した竹アートの魅力を楽しんでほしい」と話し、昨年までは完全に無料だったが、ことしは、たがみバンブーブー竹林と椿寿荘の2会場の見学が共通チケットでオンライン販売1,500円、当日2,000円になったことに理解を求めている。

■たがみバンブーブー竹林
たがみバンブーブー竹林

このほかに無料会場として「道の駅たがみ」と地元湯田上温泉の「ホテル小柳」、「越後乃お宿わか竹」、「食べるお宿 末廣館」、「旅館 初音」にもバンブーアートを展示する。

点灯時間は、いずれも午後6時から8時半までだが、道の駅たがみだけは午後11時まで点灯する。

たがみバンブーブー竹林
たがみバンブーブー竹林

初日16日は町政50周年記念も兼ねて道の駅「良宵たがみ」開催


初日16日は午後5時から9時まで道の駅たがみで田上町の町政50周年記念事業を開催。毎年の夏まつり「田上団九郎まつり」を兼ねている。5時半から点灯式、6時にバンブーアートを点灯するカウントダウン、7時から田上中学校生徒のステージ「SHOW TIME」。

良宵たがみのちらし
良宵たがみのちらし

ハイスタの難波さんのスペシャルトークも

7時半からロックバンド「Hi-STANDARD」のボーカル・ベースで新潟市出身の難波章浩さんのスペシャルトーク、8時45分からフィナーレの特大ドラゴン花火で締めくくる。

ほかにも田上中生徒によるカフェやショップをはじめとした飲食の提供やeスポーツ、雑貨&ワークショップ、音楽とDJなど盛りだくさんだ。

■■
良宵たがみのちらし

初日を除いて午後6時から道の駅たがみ、たがみバンブーブー竹林、椿寿荘を回るシャトルバスを30分間隔で8時半道の駅たがみ発まで6便、運行する。

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