ことしで第7回となる新潟県燕三条地域の卸商社を中心とした信越エリア最大級の見本市「燕三条トレードショウ2023」が21日(木)、22日(金)の2日間、燕三条地場産業振興センター(三条市須頃1)で開かれる。金属加工を基盤としたものづくで世界に知られる燕三条地域の企業83社、400ブランドが一堂に集結して国内外のバイヤーにアピールする。
燕市の商工業の発展とともに事業を展開してきた燕商工会議所は、隣の市の三条市とタッグを組み、燕、三条の両商議所が実行委員会(実行委員長・田野隆夫燕商議所会頭)を組織して主催する。ことしもウェブサイトでのオンライン商談やライブ配信などのコンテンツと合わせたハイブリットで展開する。
燕三条地域では、金属加工国内トップシェアを誇るスプーン、フォーク、包丁をはじめ、日用品や工具、業務用の厨房機器、一般家庭むけカトラリーやキッチンツールなど、多種多様な商品がつくられている。
半導体製造装置部品やさまざまな分野の精密部品も製造されており、世界のものづくりを陰から支えている産地。その技術と生産能力、物流を含む商社機能といった燕三条の魅力を感じてもらう。
各社の新商品もいち早く見られ、商品をワンストップで買い付けできる。地元開催なので希望によっては製造工場やショールームをその足で見学に出向くことがきるのも大きな魅力。
ことしのテーマは「エコ」と「時短」グッズ、環境にいいものや地球にやさしい、アースフレンドリーな商品を集める。「早い!美味しい!らくちん!省エネ!時間短縮」で料理ができるお助けキッチングッズを中心に、生活の強い味方となるアイデア満載の商品を紹介する。
燕市と三条市はいずれも昨年度、ふるさと納税寄付金額が50億円を超え、両市で実に100億円を超える。食品を主な返礼品とする自治体が多いが、燕三条は地場で製造される工芸、工業製品など、非食品が中心で、こうした地域は国内ではほかにない。
見本市会場では、人気のふるさと納税返礼品を展示。実際に実物を手に取ってもらってことしのふるさと納税の検討にも役立ててもらう。
また、2日間とも会場リポートを新潟が拠点のアイドルグループ「NGT48」の藤崎未夢さんが担当。21日はキャンプ専門YouTubeチャンネル「チキューギ.」のゆうさんのコンテンツも用意し、当日はYouTubeで生配信を予定している。
ことしもジェトロ新潟の協力でアメリカ、中国、イギリス、マレーシアなどからバイヤーが訪れる。昨年の来場者は1,500人で、ことしは2,000人を目標にしている。21日午前9時半から開会式を行い、21日は午前10時から午後後5時まで、22日は午後4時まで。