秋の全国交通安全運動初日の21日、新潟県警燕署(清水文宏署長)は出発式と特別街頭指道を行い、交通事故防止を呼びかける30日まで10日間の運動をスタートした。
今回の全国交通安全運動の重点項目は、子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保、夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶、自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底、高齢者の事故防止と交差点での事故防止。スローガンは新潟県が「反射材 早めのライト 光るマナー」、燕市は「おもいやり ゆとりは無事故へ 続く道」。
午前11時から燕署駐車場で出発式を行った。交通機動隊や燕署員、燕市職員、燕市交通安全協会、交通指導隊、高齢者指導員、交通安全ボランティアらが参加し、県警マスコットキャラクターの「ひかりちゃん」と燕市観光PRキャラクター「きららん」もやって来た。
清水署長はあいさつで、これからの時期は夕暮れが早まり、秋の行楽で年末にかけて交通事故、とくに道路を横断中の歩行者の事故が増える傾向にあるとし、「市民一人ひとりに交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践、反射材の活用や早めのライト点灯を呼びかけ、交通事故を1件でも減らし、飲酒運転の根絶にも努めたい」と話した。
燕市の南波瑞夫副市長は、早めのライト点灯を求め、「自転車のヘルメット着用が努力義務とは言いながらも、新潟県は最下位だったとの報道もあった。いいろんな面でいろんな角度から交通安全啓発に努めていかなければならない。それには皆さんが最前線に立ってご指導いただく必要がある」と活躍を願った。
このあとスーパーの「原信吉田店」(東栄町)で街頭啓発指導を行い、来店客に「秋の全国交通安全運動が始まりました。交通事故の防止をお願いします」などとちらしなどを手渡して呼びかけた。