新潟県三条市と一般社団法人三条市スポーツ協会は26日、「かごしま国体」と「かごしま大会」、さらに全国都道府県対抗eスポーツ選手権に三条市から出場する選手、監督、コーチ合わせて18人の壮行会を開き、健闘と活躍を願った。
三条市から10月7日から17日までの特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」に15人、10月28日から30日までの特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」に1人、 11月25日、26日の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA」に2人が出場する。
三条市体育文化会館で開いた壮行会には、三条市スポーツ協会加盟団体代表も出席。出場者一人ひとりに滝沢亮三条市長から激励金1万円、三条市スポーツ協会の中條耕太郎会長から餞別(せんべつ)5千円を手渡した。
滝沢市長は激励の言葉で、すでに先行して行われた競技で、レスリング成年男子グレコローマンスタイル77kg級で島袋慶生選手が3位、武術太極拳で大沼紀子選手が7位、水泳成年女子オープンウォータースイミング5kmで加藤はなの選手が6位と「三条市出場選手が大活躍している」と喜び、「このいい流れ受け継いで本番で大活躍してくれることを期待している」とエールを送った。
中條会長は、座右の銘の「憂きことのなおこの上に積もれかし限りある身の力ためさん」を引用し、「今しかないこのときに、どれだけ力を出して、どれだけ輝けるか。それは皆さん一人ひとりの頑張りしだい。ぜひ頑張っていい成績を収め、吉報を待っている」と述べた。
カヌー全種別スラロームの岩瀬晶伍(しょうご)監督(38)は「鹿児島は遠い地だが、きょうの思いを胸に最後の最後まで頑張れるように支援していきたい」と謝辞を述べた。
全国都道府県対抗eスポーツ選手権に三条市の選手が出場するのは初めて。2019年の茨城国体から文化プログラムとして始まったもので、三条市上保内に住む新潟明訓高校1年・山田明宙(ひかる)さん(16)と保内小5年・山田旺拓(だいち)さん(11)兄弟が出場する。
種目は2人とも「ぷよぷよeスポーツ」。「ぷよぷよ」のキャリア5年の明宙さんは一般の部、キャリア2年ほどの旺拓さんは小学生の部に出場する。北信越ブロックから全国大会へ進めるのは、一般の部、小学生の部それぞれ優勝者1人だけ。その2つしかない席を山田兄弟が手中に収めた。
明宙さんは「大会はプロ選手もいるけど優勝したい。強い人とも戦いたい」、旺拓さんは「やっぱり優勝したい」。滝沢市長は山田兄弟に「2人の選手がぜひ先駆者として全国大会でも消して、消して、消しまくってきてほしい」と激励した。三条市出場選手・監督、コーチは次の通り。