新潟県燕市粟生津で活動する小学生から中学生までの卓球クラブ「つばめジュニア卓球クラブ」は23日、燕三条ワシントンホテルで創立15周年記念パーティーを開き、クラブの選手や卒業生、進学先の大学や高校の先生など約100人が出席し、懐かしい顔がそろって15年の節目を祝った。
「つばめジュニア」を立ち上げたのは、監督の田巻賢太郎さん(58)=燕市吉田神田町=。中学、高校と卓球部で、卓球を始めたの娘を教え始めた。そのうちに地域の子どもたちが練習に集まるようになり、自然にクラブチームになった。
スポーツ少年団として活動する団体は多いが、クラブチームは珍しい。今は粟生津体育館で練習し、燕市をはじめ遠くは柏崎や六日町、塩沢から合わせて約20人の小中学生が練習に通っている。
ことしは9月1日に広島県広島市で行われた全日本クラブ選手権大会では過去最高のベスト16まで進出した。
周年記念パーティーを開いたのは今回が初めて。「20周年はできるかどうか。できるうちにやっておきたい」と田巻監督。田巻監督は「こんなに長く続くとは思わなかった。卒業生がいつでも遊びに来られるようにクラブを長く続けたい」と話した。
パーティーには県外から訪れた人もいた。田巻監督はあいさつで、「みんなの顔を見ると当時のことを思い出す」と感無量。「きょうはみんなの顔が見れただけで15年やってきて良かった。本当にもうそれだけ」と感謝した。