燕・弥彦総合事務組合消防本部(管理者・鈴木力燕市長)は28日、水難事故現場で人命救助に貢献した2人の善行の功績をたたえて鈴木市長から感謝状を贈った。
感謝状を受けたのは、宮野正則さんと福野有瑳さん。8月5日、燕市水道町4地内で発生した水難事故現場で、誤って用水路に転落した男性を発見し、すぐに用水路から引き上げて人命救助に貢献した。
宮野さんが車で帰宅途中、用水路内の側壁にしがみつている男性を発見。すぐに救助に向かい大声で協力者を求めたところ、付近を車で走っていた福野さんがその声に気づき、宮野さんと協力して男性の腕を引っ張って用水路から引き揚げ、その後、福野さんが119番通報するなど人命救助に尽力した。
救助された男性はけがもなく、本人と駆けつけた家族と協議し、不搬送になった。
当日は用水路の水量も多く、流れも速い状況のなか、2人の勇気ある迅速、適切な行動が人命救助につながり、これらの功績に対し感謝状を贈呈した。