30日に移転オープンするスーパー「原信燕店」(近藤仁美店長・新潟県燕市東太田)が29日、プレオープンした。旧店舗と同様に国道289号に面し、吉田方向へ約650mの協栄信用金庫向かいに移転。同じショッピングセンター内で10月20日に県央地域初の「無印良品」が開店することも注目を集めている。
移転オープン後の原信店舗は長野県と富山県を含めて67店舗、アクシアルリテイリンググループとしては130店舗となる。
旧店舗がオープンから27年たち、設備でも今の戦略を展開できず、駐車場も手狭になったことなどから移転を計画した。「原信燕店」を核に生活雑貨・衣料「無印良品」をはじめ、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、クリーニング「ニューワタナベ」、ヘアカット「カットファクトリー」、コインランドリー「マミーウォッシュ」がテナントに入るショッピングをセンターを開発した。
ショッピングセンターの敷地は約1万7千平方メートルで250台分の駐車場を備える。うち原信の店舗は約2100平方メートルで旧店舗より130平方メートルほど広くなった。年中無休で営業時間は9時〜24時。
年売上高は旧店舗の13億円から新店舗では17億円を目指す。雇用は旧店舗と比べて正社員が10人増の20人、パート・アルバイトが20人増の120人に拡大した。
ことし4月にリニューアルオープンした紫竹山店=新潟市中央区=から始めた社会課題を解決に取り組むエシカル商品を提供する「Hana-well(ハナウェル)」を全店に拡大しており、燕店ではオープンにあわせてアイテムを追加し、菓子を中心に約80アイテムをそろえている。
新潟県下越地方の露店で人気の菓子、ぽっぽ焼きにあんこを入れた「新潟ぽっぽろうる」が燕店でデビュー。これまで以上に地元食材や燕市の地ビール「ツバメビール」や燕駅前の「つばめ餃子」など地元の商品を充実させた。