金属加工を中心としたものづくりのまち、新潟県燕市の物流センターで10月1日(日)午前8時から午後3時半まで「燕産地の破格ビッグバザール」をうたう第41回燕青空即売会が開かれている。朝はあいにくの雨となったが、スタートから例年と変わらない盛況だ。
物流センターに組合会館を置く協同組合つばめ物流センター(矢代秀晴理事長・32社)と燕市、燕商工会議所の主催で毎年開かれている年に一度のいわば在庫一掃セール。県外からの来場も多く、3年ぶりの開催となった昨年歯5万9千人が来場している。
ことしもメインストリートを歩行者天国にして物流センター加盟32社のうち11社を含む35社がテントを張って出店。組合会館には飲食を提供する22店、一角の空き地にキッチンカー10台も出店。
燕市と相互応援協定を結ぶ山形県南陽市が出店して芋煮を販売。東日本大震災で燕市へ多くの人が避難した福島県南相馬市が特産品の「よつわりパン」などを販売。また、南陽市は86人が参加して青空即売会を訪れるバスツアーも企画した。
少しでもいい商品をゲットしようとスタート前から訪れる人も多く、ことしは昨年より30分早く午前8時スタート。朝のうちは小雨が降ったりやんだりだったが、にぎわいは例年と変わらない。
事業者にとっては捨てるにも経費がかかるものが売れるとなれば、それだけで御の字。段ボール箱に詰めて100円均一、300円均一といった値付けも多く、まさに飛ぶような売れ行き。レジに行列ができるている所もある。
来場者は「あれ50円だって」、「どうしてこんなに安いの?」、「一応、買っとくかね」と安さに太刀打ちできず、財布のひもを緩めている。