墨彩画を描く藤井克之さん(69)=新潟市西蒲区巻地区=の墨彩画教室開設20周年を記念した祝賀会が9月30日、新潟市中央区・アートホテル新潟駅前で開かれ、藤井さんの教え子など約40人が出席して節目を祝った。
藤井さんは大阪芸術大学芸術学部美術科で油彩画を専攻。元県立高校の美術教諭で、県立三条高校にも10年間、勤務した。1980年に旧湯之谷村(今の魚沼市)産の大沢和紙に出会い、墨で線を描き、日本画材の顔彩で彩色する「墨彩画」を考案した。
2003年から教室を始め、墨彩画などを指導した。ピークでは9教室あったが、今は4教室。この夏、藤井さんは体調を崩したため、回復を待って3カ月近く遅らせて開催された。
教え子によるダンスや歌の披露もあり、夫婦で出席した藤井さんはみんなに感謝していた。また、27日(金)から29日(日)まで新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」で墨彩画教室開設20周年を記念した教室展が開かれる。