10月23日(月)まで新潟県加茂市の加茂文化会館で開かれている越後の禅僧、良寛(1758-1831)と加茂のつながりを伝える企画展「良寛と加茂」の関連イベントとして7日(土)、企画展のアンバサダーに就いた加茂市の書家、泉田佑子さん(46)によるギャラリートークが行われる。
加茂市では、ことし5月に加茂文化会館大ホールの利用を再開したのにあわせて展示室の活用方法ついて見直しを行い、「加茂耕土社と巨匠たち展」、「加茂文化協会会員展」を開いてきた。
今回は、それに次ぐ企画展。良寛の遺墨をはじめ、良寛に安田靫彦(1884-1978)や三条文人の村山半牧(1828-68)、解説パネルも含め50点以上を展示する。
ギャラリートークは7日の午前10時からと午後2時からの2回、それぞれ30分ほど行い、泉田さんは良寛の魅力や書の楽しみ方を話す。泉田さんは「良寛さまは研究者じゃなくてあこがれ。良寛さんみたいに生きれたらいいなと思って筆をもってきた」と言う。
良寛が世の中に知られるきっかになった歌集を加茂の文化人や経済人が編さんしている。「それほど加茂は文化的なまちで、だから小京都加茂と言われることを加茂の人もあまり知らないので、この機会になるほどと思ってほしいし、子どもたちにも地域を愛する気持ちをもってほしい」とギャラリートークへの参加を呼びかけている。
参加は無料で申し込みは必要なく、参加したい人は直接、開場へ出向く。問い合わせは加茂市教育委員会社会教育課(0256-52-0080)。