11日から20日までの10日間は「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動」。その一環で初日11日、燕署(清水文宏署長)は防犯ボランティア団体との合同パトロール出発式とスーパーで広報啓発活動を行った。
燕署前駐車場で燕署員と新潟レスキューバイク隊県央隊隊員、燕市職員ら十数人が参加して出発式を行い、あいさのあと青色回転灯装備車2台とパトカー4台が出動した。
9月30日にオープンしたばかりのスーパー「原信燕店」へ出向き、来店者などに広報啓発品を配布して運動の始まりを知らせ、特殊詐欺被害防止などを呼びかけた。
ことしの重点は「子供と女性の犯罪被害防止」、「特殊詐欺の被害防止」、「鍵かけによる侵入盗・乗り物盗の被害防止」、「インターネットの安全な利用」で、スローガンは「みんなでつくろう安心の街」。
出発式のあいさつで清水署長は、全国の刑法犯の認知件数は、昨年は20年ぶりに増加したが、新潟県では昨年も引き続き減少したもののことしは8月末現在で県内も昨年より増加しているとして、「このままで推移するとことしは新潟県も21年ぶりに増加に転じることが予想される」と心配した。