新潟県警燕署(清水文宏署長)は11日、民間の防災ボランティア組織「新潟レスキューバイク隊県央隊」(岡部裕一隊長・隊員11人)に関東防犯協会連絡協議会の防犯功労表彰を伝達した。
「新潟レスキューバイク隊」は災害支援のためにつくられた組織で、県央地域を拠点とする県央隊は、2003年に結成。災害救助活動の一方で、青色回転灯装備車(四輪青パト車)やバイクによる登下校時のパトロールや通学路を危険カ所の確認などの自主防犯活動に積極的に取り組み、地域安全活動に貢献している。
こうした功績が認められて11日付けで表彰を受けたもので、燕署を訪れた岡部裕一隊長(61)に清水署長から表彰状を手渡した。
岡部隊長は「燕市役所の委嘱を受けている形にはなっているが、あまり知られていない」、「うちの隊員のなかでも青パトなんかやっててそんなに効果あるのかと否定的な人もるのも確か」と活動があまり認知されていないことを話した。
さらに「青パトの活動に関しては、燕市内でしか走れない。三条、加茂にも打診し、活動報告もしてるが、あまり興味をもっていただけない。燕で実績ができたからテリトリーを広げたい考えもある」と期待した。
これまでもいくつか表彰を受けており、「本当に予期しないところで表彰していただき、この活動自体がメジャーになってくれればいいという思うので、大変ありがたい」と喜んだ。
清水署長は「警察力にも限界があり、市民と同じ立場の防犯ボランティアの皆さんが青色回転灯をつけた車で地域を回ることで、犯罪の抑止につながるので、無理をしない範囲で、何かあればいつでも110版通報してほしい」と感謝した。