ものづくりの聖地で知られる新潟県燕三条地域の名だたる工場を開放する「燕三条 工場の祭典」がいよいよ26日(木)から29日(日)までの4日間、開かれる。11年目のことしは体制もデザインも一新しての再出発となる。
主催の燕三条地場産業振興センターでは、これまで全体監修を務めた(株)メソッド(東京都渋谷区)の山田遊さんを中心としたクリエイティブチームに変わり、ことしは地元を中心に設立した任意団体「KOUBA」に運営を委託した。
これに伴って「燕三条 工場の祭典」のアイデンティティーともなった「ピンクストライブ」が消え、モノクロを中心とした新たなキービジュアルに刷新した。
ことしは87の事業所が参加。23日夜に開かれた最後の定例会議では、出席した各事業所の担当者が新しいキービジュアルをデザインしたTシャツを着て記念写真を撮影。帰りに各事業所で参加事業所であることを知らせるピンクストライプを印刷した段ボール箱を渡したが、代わりにことしはのぼりを配布した。
JR燕三条駅の1階コンコースの三条口側と燕口側の両方に、単管パイプを組んだ足場に長さ約10メートルのキービジュアルを張った建設現場的な演出で工場の祭典をPR。派手なピンクストライプとは対照的に目立たちにくいモノトーンの新たな工場の祭典のイメージを展開している。