朝晩の冷え込みが強まって朝露が霜に変わるころとされる「霜降(そうこう)」だった24日、新潟県三条市は最高気温22.4度のさわやかな秋晴れだった。
明け方の最低気温は10.5度で、霜が降りるには暖かかった。日中は風も弱く穏やかな陽気だった。
県内では標高の高い所では紅葉が見ごろを迎えている。妙高市のいもり池や大田切渓谷もすでに身ごろだ。
標高743mのいもり池のほとりには、 妙高戸隠連山国立公園を楽しむための拠点施設「妙高高原ビジターセンター」が昨年4月にオープンして観光地としての魅力が大きくアップしている。
24日のいもり池は、好天もあって平日にもかかわらず紅葉狩りの観光客が訪れてにぎわった。紅葉した木々や妙高山(2,454m)を鏡のようにいもり池が映す風景は絶好のフォトスポット。赤トンボが乱舞し、ススキの穂が揺れ、カモが泳いで秋の風情を全身で感じていた。
大田切渓谷は、標高800mを超える高さから渓谷を見下ろす。足がすくむほど切り立っているが、その壁を染める紅葉は息を飲む美しさだった。
25日の新潟の予報はくもりで予想最高気温は21度。今週も週末に向かってやや天気が崩れそうな予報だ。