スーパーの展開や企業向けの弁当の製造販売をなどを手がける株式会社オーシャンシステム(樋口勝人代表取締役社長・新潟県三条市西本成寺2)は25日、創業60周年を記念して三条市立大学と三条市立小学校・義務教育学校(前期課程)の教育事業の充実に役立ててほしいと三条市に200万円を寄付した。
樋口社長(48)が市役所を訪れて滝沢亮市長に寄付目録を手渡した。オーシャンシステムは10年前にも創業50周年を記念して三条市に福祉車両を寄付している。
1963年に前身の「ひぐち食品」を創業。1998年に株式会社ヨシケイ新潟を存続会社として関連会社6社を吸収合併してオーシャンシステムに変更した。
樋口社長は「来期は830億円の売り上げ規模になった。またさらに活躍できるようにわたしも一生懸命、頑張りたいという思いと、三条の子どもたちに未来を託したい思いを、ぜひこのお金で有効に本や勉強に活用していただければ」と託した。
さらに、「自分たちはそんなに不自由なく生きられる時代にたまたまいるが、今の子どもたちはもっと大変な時代を生きていく。私たちの行動ひとつで未来も変わってしまうと考えると、子どもたちに何か支援できることがないかなという気持ちが強く、自分の人生よりも子どもたちがどうあるべきかっていう思いが強い」と寄付に込めた思いを話した。
三条市では今回の寄付を三条市立大学の図書や小学校の備品などの購入の費用に充てる考えだ。