新潟県県央地域では、10月半ばから一気にセイタカアワダチソウが開花。至る所で群生するセイタカアワダチソウの黄色の花がじゅうたんのように咲いている。三条市では、セイタカアワダチソウは特定外来生物で、在来種の生態系に悪影響があることから三条市では駆除を呼びかけている。
以前から市民に特定外来生物の駆除を呼びかけている。ことしの「広報さんじょう」5月1日号でもセイタカアワダチソウとオオキンケイギク、オオハンゴウソウの3種類の特定外来生物の駆除の呼びかけを掲載した。
セイタカアワダチソウの開花にあわせて23日にもX(旧Twitter)に駆除を呼びかける投稿を行った。見つけたら根ごと引き抜き、ビニール袋で密閉して2、3日、天日にさらして枯らしてからごみにだすよう求めている。
【セイタカアワダチソウの防除に協力ください】
— 三条市役所 (@sanjo_city) October 22, 2023
セイタカアワダチソウは、在来生物を駆逐するなど、生態系に悪影響を及ぼします。
見つけたら、根ごと引き抜き、ビニール袋で密閉。
2、3日天日にさらして燃えるごみとして出してください。#三条市#選びたくなるまち三条 pic.twitter.com/9ZYE1vekZu
もっともセイタカアワダチソウは河川敷になどに大量に自生しており、市民の駆除に期待しても大きな実効があがるとは思えない。また、市でも呼びかけは行っても実際に駆除作業は行っていない。
セイタカアワダチソウは北米原産。周りの植物を弱らせる成分を出しながら勢力を拡大したが、自身も自家中毒を起こすなどいくつかの理由で勢力を縮小している。