新潟県燕三条地域のものづくりを発信する展示会の「燕三条ものづくりメッセ」とオープンファクトリーイベント「燕三条 工場の祭典」が26日、開幕した。いずれも恒例のイベントだが、ことしは日程を重ねて燕三条地域を訪れた人が両方に参加でき、相乗効果が期待される。
「燕三条ものづくりメッセ」は日本海側最大級のものづくり系見本市で、ことしでちょうど10年目。燕三条地場産業振興センターを会場に26日、27日の2日間開かれ、176社・団体が出展して製品や技術、サービスをアピールしている。2日間で5千人の来場者を目指している。
「燕三条 工場の祭典」は、燕三条地域の名だたる工場を開放するイベント。26日から29日までの4日間、87事業所のものづくりの現場を公開しており、11年目のことしは体制もデザインも一新しての再出発した。
初日26日は燕三条地場産業振興センターで両イベント合同の開会式を行った。両イベントを主催する燕三条地場産業振興センターの理事長、鈴木力燕市長は「ふたつのイベントが相乗効果をもちながらもっと皆さんからこの地域の技術の高さ、深さを感じていただければ」と期待した。
来賓で経産省関東経済産業局地域経済部の濱田豊次長、県産業労働部の金井謙一部長があいさつしたあとテープカットを行って開幕した。