台湾の台中市を中心に活躍するさまざまな企業の経営者、芸術家、音楽家、教育家など30人余りがメンバーの「跨越國際女性交流会」は、22日から28日まで日本研修旅行を行っている。26日は新潟県三条市・燕三条地場産業振興センターで開かれているものづくり系の見本市「燕三条ものづくりメッセ」を見学し、滝沢亮三条市長を表敬訪問した。
跨越國際女性交流会の趣旨は、「互信、互諒、助人」。楽しく活発に文化芸術交流、企業研修、公益活動を行っている。今回は台中市でツアーガイドをする藤井雅惠さんがコーディネーターとなり、会のメンバー11人とその夫などが参加。日本の晩秋の紅葉と温泉、越後妻有 2023年大地の芸術祭、上越市内の大島グループとの交流と百年料亭宇喜世での見学と食事した。
25日に三条市に入り、相田合同工場、スノーピークヘッドクォーターズを見学して岩室温泉に宿泊し、26日は燕三条ものづくりメッセを見学してから燕三条地場産業振興センターで滝沢市長に面会した。
滝沢市長は「ぜひともきょうの機会が燕三条と台湾の皆さまとの友好関係をさらに深めるきっかになればいい」とあいさつ。跨越國際女性交流会の林淑珠(リン・スーチュー)会長は、「新しい知識や情報をたくさん知ることができ、帰って企業の皆さんに紹介したい。今度はぜひ市長がリーダーになって台湾へこちらの企業を引き連れて来てほしい」と話し、滝沢市長も訪問を約束した。
土産を交換したほか、跨越國際女性交流会は『上を向いて歩こう』を台湾のいい物を広げたいといった内容の替え歌にして披露。さらに歓迎の歌を披露し、滝沢市長も一緒に手をぐるぐる回したり、前の人の片に手をかけて列車のように前へ進んだりと参加。一行の陽気さに滝沢市長も笑顔だった。