新潟県燕市の粟生津体育文化センター周辺を会場に3日、あかりに彩られた夜を過ごす恒例のイベント「灯(あか)りの祭典」が開かれ、季節外れの暖かい陽気に恵まれてこれまでにない大勢の来場者でにぎわった。
粟生津地区の親ぼく団体「親栄会」(荒木正美会長)が主催。感染禍の間は休んだが、昨年から復活し、今回で5回目となった。
保育園児や小学生が絵を描いた絵灯ろう約170個を粟津小学校の創立150周年にちなんで上から「150th.」と見えるように並べた。
ほかにも風鈴灯りやイルミーションで飾り、体育館ステージでは県内各地のよさこいチームの踊りや吉田太鼓龍神会の演奏。屋台村やキッチンカー、手作り雑貨の販売も行われた。
各地のあかりのイベントを調べて内容をブラッシュアップしており、ことしの目玉は、スカイランタン。風船に色とりどりの袋をかぶせた70個のスカイランタンが浮かび、風に吹かれてゆらゆらと揺れ、来場者を魅了した。
最後はこれも恒例で市販の花火を使った仕掛け花火。にわか花火師たちは計画通りに花火に次々と点火し、子どもようにはしゃぎ、地域のおとなも子ども大満足の秋の夜長だった。