新潟県加茂市の市民体育館で3日、第55回加茂市美術展（市展）が開幕した。会期は7日までの5日間。一般の部は6部門合わせて昨年より16点多い118点、ジュニアの部は3部門に昨年より101点多い337点もの応募があり、第45回諸流いけばな展も同時開催され、市民に芸術の秋を届けている。

初日3日は受賞者の表彰式と開場式、テープカットなどを行って幕開きした。藤田明美市長は「これって何だろう、何を描いているんだろうと考えさせられる作品があったり、見る側の調子によっても作品の感じ方が変わってくると思っているので、ことしの市展にもぜひ多くの方が足を運んでくれたらうれしい」と市民の来場に期待した。昨年は延べ2,511人が来場している。

受賞者代表で写真部門市展賞の田澤直美さんは「今回、受賞された皆さまもいろいろな立場でいろいろな思いをもって頑張ってこられた皆さまと思う。そんな皆さま方とともにこれからもわたし自身も芸術の部門で頑張っていきたい」謝辞を述べた。

開場は午前9時から午後6時まで、最終日は7日は午後4時まで。入場無料。