新潟県燕市は11日(土)、大河津分水路改修事業に伴って昨年度から発掘調査を行っている石港(いしみなと)遺跡の現地説明会を開き、新たな発掘調査成果を一般公開する。
今年度の調査では、これまでに古墳時代後期の大型建物などが見つかっていたが、新たに古墳時代前期の集落を囲う溝や集落内を方形に区画する遺構と多くの土器や玉製品などが見つかった。
越後平野で初めて古墳時代前期の首長居館と推測される遺跡が発見された。11日は発掘調査現場を公開し、調査成果をいち早く知らせる。
正午から午後1時までの1時間を除き午前10時から午後3時まで開き、発掘調査中の遺跡や出土品を公開する。
集合場所は、燕市分水総合体育館(燕市分水向陽1-2)駐車場。そこからマイクロバスで順に発掘調査現場へ案内する。駐車場には限りがあるのでなるべく乗り合わせて訪れる。
受け付けは午後2時半まで。小雨決行だが、荒天なら12日(日)に順延する。12日も荒天の場合は、現場事務所で出土品などの公開だけ行う。河川の水位上昇や気象状況で説明会を中止することがあり、その場合は市公式ホームページで知らせる。問い合わせは教育委員会社会教育課(0256-63-7002)。