新潟県加茂市が冬鳥越スキーガーデン(加茂市長谷)で保存する旧蒲原鉄道の車両で19日(日)、蒲原鉄道運行開始100周年記念の美化イベントとペンキ塗り体験、汽笛体験、ヘッドマーク作りが行われるので参加者を募集している。
加茂市は、加茂市・加茂駅と五泉市・五泉駅を結び1999年で全線廃止になった蒲原鉄道線で使用された車両、県内の最古の木造電車「モハ1」、半銅製電動客車「モハ61」、蒲原鉄道唯一の電気機関車「ED1」の3両を保存している。
2021年にふるさと納税型クラウドファンディングを使って「モハ1」の木造屋根を設置。昨年は「モハ1」のペンキ塗り体験を行うなど、積極的な保存に取り組んでいる。ことしは1923年(大正12)の開業からちょうど100年の節目の年になった。
ペンキ塗り体験は午前9時半から11時半まで。ことしは「ED1」の外壁を磨き、ペンキ塗りなどの軽作業を体験してもらい、参加者でオリジナルのヘッドマークを作るワークショップも行う。
募集は20人で先着順に受け付ける。参加費は体験料と保険料でおとな1,000円、 小学生500円。申し込みは予約サイトか社会教育課( 0256-52-0080)へ問い合わせる。
そのあと午後1時から3時まで汽笛体験「汽笛を鳴らそう」。保存車両3両の汽笛を鳴らす特別イベントで、「モハ61」と「ED1」は廃線になって以来24年ぶり、「モハ1」は69年ぶりに汽笛を響かせる。参加無料で申し込みは不要。