新潟県三条市の下田産米「しただ米」のブランド化を目指す「しただ米市場拡大推進協議会」主催の「しただ米フェス」が5日、日帰り温泉「いい湯らてい」(三条市南五百川)の芝生広場で開かれ、秋晴れに恵まれて3,000人近くが来場して「しただ米」をはじめ秋の下田郷を満喫した。
下田地区の森町小学校が学校田で栽培したコメを「森笑米」として販売したイベントが始まりで、ことしで4年目。「しただ米」のブランド化のきっかけにもなった。
メーンは地元農家による新米の対面販売。森町小と笹岡小をはじめ地元の農家、農業法人、NPOなど7団体がそれぞれや3合パックの新米を500円で販売し、それぞれ300円で試食してもらった。
ほかにもアウトドア体験「しただ米冒険島」、八木ヶ鼻カレーの大食い大会、下田地域の飲食店が旬の味覚を販売し笹岡小児童が作ったオリジナルグッズの販売、みんなでトークショー、森町小5年生によるしただ米を題材にした寸劇などが行われた。
司会進行にフリーアナウンサーの伊勢みずほさんが三条市出身のラジオパーソナリティーでラッパーのSWAMP(スワンプ)さんを迎えてイベントを盛り上げた。
また森町小5年生のアイデアで「道の駅 漢学の里 しただ」が製造した「笹(ササ)だんごはん」を3個入り500円で販売した。見た目は笹団子で、それぞれ中に「あんこ」、「さつまいもあん」、「えごま味噌(みそ)」をご飯で包んだもので、間もなく完売して好評だった。
会場からは紅葉が見ごろの八木ヶ鼻を仰ぎ見る青空の下田郷。長い時間、滞在する人も多く、冬を控えて貴重な小春日和を自然のなかで過ごしいた。