新潟県三条市は、三条市下田地域で生産される「しただ米」の国外への販路拡大とブランド化を目指し、昨年に続いてイタリア・ミラノ市で商談会「SHITADA RICE FAIR 2023」を開き、ことしは滝沢亮市長も出席してトップセールスでしただ米の魅力を発信する。
昨年、発足した「しただ米市場拡大推進協議会」の事業として行う。商談会は13日、14日とミラノ市の日本食レストラン「NOBUYA」で開き、ミラノ在住の三条市フードエクスポートアンバサダーの新森伸哉シェフの協力で、現地のバイヤーや日本食レストラン経営者などに対して、米の試食などを行う。
参加者は「しただ米市場拡大推進協議会」の海外販路開拓部会の白野智久部会長、山谷秀昭副部会長、藤家貴之委員、川村貴則委員と滝沢市長。
昨年11月、ミラノで初めて「SHITADA RICE FAIR 2022」を開き、下田地域からミラノに「しただ米」を輸出している人との連携で、現地のバイヤーやレストラン経営者などに対してPRを行った。
新森シェフは1973年、東京都生まれでミラノ在住。8年間、日本国内のイタリア料理店で修行し、2004年にイタリアへ渡った後、日本食に転向して寿司や日本料理の技術を習得。食への意識が高いイタリアで日本食の魅力を伝えることに意欲を燃やし、プライベートシェフとして高級ホテルのコンサルタントをするほか、イベントなどで日本食の魅力を発信している。
22年11月、三条市フードエクスポートアンバサダーに任命され、食についての豊富な知見をいかし、諸外国でしただ米など三条市の「食」のプロモーション活動に協力している。
また、「しただ米市場拡大推進協議会」では、13日から15日まで東京・表参道「新潟館ネスパス」で生産者がしただ米の対面販売など行う。