10月に新潟県三条市の農園などのツアーに参加した都内で人気の4人のパティシエが創作した三条市産の幻の西洋ナシ「ル レクチエ」を使った限定スイーツをル レクチエ解禁後の11月下旬からそれぞれの店舗で販売する。
この4人は、2013年に世田谷区で「パティスリー ユウ ササゲ」を始めた三条市出身の捧雄介さんとその知り合いのパティシエ。捧さんは昨年度もル レクチエを使ったスイーツを企画、販売し、三条市のル レクチエの首都圏を中心としたPRに協力した。
限定スイーツの企画、販売は、先のツアーで三条市の果樹を評価してもらって実現した。スイーツの内容はパティシエによって異なり、一部はインターネットでの販売もあるが、主に都内の店舗での販売となる。
また、インスタグラムによるプレゼントキャンペーンを行う。限定スイーツを購入し、指定するハッシュタグと合わせてインスタグラムに写真を投稿した人のなかから抽選で10人に三条市産贈答用ル レクチエをプレゼントする。11月下旬から12月11日まで実施予定だが、詳細はこれから決め、周知する。4人のパティシエのプロフィルは次の通り。
■捧雄介さん/パティスリー ユウ ササゲ(世田谷区南烏山) オーナーシェフ
1977年新潟県三条市出身。エコール辻東京を卒業後、ルコント、オテル・ドゥ・ミクニ、アロマフレスカなどで経験を重ね、ロワゾードリヨン、パティスリーエカフェプレジールでシェフを務めた後、 2013年に千歳烏山にパティスリーユウササゲをオープン。2021年に小田急百貨店新宿店に2店舗目をオープン。
■上霜考二さん/パティスリー アヴランシュ ゲネー(文京区本郷) オーナーシェフ
1994年辻調グループ・フランス校卒業後、 ノルマンディーのパティスリーで修行。1995年帰国、インターコンチネンタル東京ベイ、オテル・ド・ミクニ等を経て、2005年パティスリー・ジャン・ミエ・ジャポンのシェフパティシエに就任。2008年アグネスホテル東京のパティスリー『ル・コワンヴェール』の開店と同時にシェフパティシエとして迎えられ、2015年6月までシェフパティシエを務める。2011年公開の映画『洋菓子店コアンドル』では製菓監修を務めた。
■菅又亮輔さん/パティスリー リョウラ(世田谷区用賀) オーナーシェフ
1976年新潟県生まれ。高校卒業後お菓子の世界に入り、26歳で渡仏。ノルマンディ、ローヌアルプ、アルザス、パリとフランス各地で3年にわたって修行。帰国後、ピエール・エルメ サロン・ド・テにてスー・シェフを務め、エルメ氏の技術はもとより、芸術性、創造性、感性など、その奥深さを学ぶ。2007年「ドゥーパティスリーカフェ」オープンからシェフパティシエを務め、2010年には2号店「ドゥーパティスリーアトウキョウ」を東京駅構内にオープン。看板商品のマカロン・ケークのほか、本格的なフランス菓子を求めるファンが通う人気店となる。2015年、自身がオーナーパティシエとなる「Ryoura(リョウラ)」を用賀にオープン。お店を主にして、雑誌やTV、講習会などでも活動している。
■金井史章さん/INFINI(アンフィニ)(世田谷区奥沢)オーナーシェフ
1978年埼玉県生まれ。1998年 国立辻製菓専門カレッジ卒業、同年(株)ビゴ東京に入社。2009年に渡仏し、三ツ星レストラン「レストラン ギイ・サヴォア パリ」に入社。世界各国のセレブリティが訪れる同店で上質なデセールを学ぶ。また、在籍中にグループ店の一ツ星レストラン「ル・シベルタ」でシェフ パティシエ代理を兼務。帰国後、2011年 アラン・デュカス・エンタープライズ系列の東京 青山のビストロ「ブノワ」にシェフ パティシエとして入社。2014年「UN GRAIN」シェフパティシエに就任。2019年末退社後、個人活動など独立開業準備期間を経て2020年「INFINI」九品仏本店等をオープン。2022年法人化。昭和産業?アドバイザー、山手調理専門学校外部講師調理専門学校外部講師、(株)愛工舎製作所顧問、ANAインターコンチネンタルホテルウェディングデザート監修。国内外で講習会講師やデモンストレーター、コンサルなども手掛ける。