11日(土)午前11時から午後4時まで燕三条地場産業振興センターを会場に初めての「燕三条ビッグフェス」が開かれる。ハンドメイドを中心に企業も含め実に150を超える出店があり、「1日限りのショッピングモール」とうたう文字通りのビッグイベントになる。
出店のメーンはハンドメイドや服を扱う物販の店。ほかにフード、農産物や花、リラクセーション、ワークショップや体験、さらに不動産、コワーキングスペース、電力、水などを扱う企業も出店する。半数は三条市で遠くは村上市や小千谷市、県外から富山県からのから揚げやもつ煮、山形県から布小物を販売する店の出店もある。
子ども向けにダーツ、メダカすくい、昔ながらのゲームセンター、自由にいたずら描きできる車などを用意し、午後からは紙芝居やハンドパン演奏も行う。おとなも子どももまる1日、遊んで過ごせる空間を目指す。
「トロ玉入りカレーパン」など手作りパンの販売で県央地域のイベントでもおなじみの「Luana(ルアナ)の鶴巻愛子さん(52)=三条市=が「手芸小物Sourire」(見附市)の熊野良美さんと手を組んで主催する。
熊野さんは何度か春にアオーレ長岡で長岡市内最大級の100店規模のハンドメイドイベント「てづくりアートマルシェ」を開いている。以前から知り合いのふたりは、県央地域でも大きなイベントを開きたいと今回のビッグフェスを計画した。
ハンドメイドという枠を取り払ったこともあり、出店数は「てづくりアートマルシェ」の1.5倍にも膨らんだ。
「ふたりとも楽しいことをしたいという気持ちから始まった」と鶴巻さん。すでに1年後も燕三条地場産業振興センターに会場利用も予約した。「おとなはお金を払えば好き、楽しいにたどり着けるけど、子どもたちにもすげー楽しいという体験をしてほしいと。とくにかく会場に来てわくわくして楽しんでほしい」と願っている。入場無料。