新潟家燕市は21日、「つばめ輝く女性表彰」を行い、「つばめ輝く女性賞」として3人、「つばめ輝く女性応援賞」として2団体を表彰した。
すべての女性が輝いて活躍しやすい環境づくりを進めようと、身近なモデルとなる女性や女性の活躍を応援する事業所・団体を表彰する制度。今回で8回目となった。
21日に燕市役所で開いた「女性活躍・ダイバーシティ推進フォーラム 2023」内で表彰式を行い、鈴木力市長からそれぞれに表彰状と記念の金杯を手渡した。
鈴木市長は、2015年の女性活躍推進法の成立にあわせて女性の活躍の応援に取り組んできたことなどを話し、「これからも燕市は頑張っていくので、皆さまから引き続きの理解、支援をお願いしたい」と感謝した。表彰された5個人・団体の取り組みや受賞理由、受賞後のあいさつは次の通り。
(取組・受賞理由)女性の少ない農業分野において、通信販売や農産加工などにチャレンジし、県内外のファン獲得や販路・経営規模の拡大に成功。家業だけにとどまらず、小中学校の農業体験支援や、JA女性部としてみそ作り講習会など幅広い活動が評価され受賞。
(あいさつ)長年、農業をしてきましてこんな名誉な賞をいただきまして今、胸の中が感無量でいっぱいでございます。これも農家に生まれ、農家に嫁ぎ、農家に嫁いだ以上は一生懸命、やらんばないなというのが、嫁いだときの信念でございました。
それを支えてくれたのが燕市、JA農協、県の農林部。いろんなところから農家に対するアドバイスをいっぱいいただきました。そのなかにおいて自分ができることをやればいいかなと思いまして、我が家、果樹農家でございます。みんな果樹農家に就農してくれまして、今は観光農園「小杉農園」をやっております。
機会があったらぜひお立ち寄りお待ち申しております。市長さまをはじめ市の皆さんには大変、お世話になります。これからもよろしくお願い申します。
(取組・受賞理由)新潟県内2人目の女子プロ総合格闘家として活躍。自身の競技での活躍に加え、トレーナーとして教室を通じて女性や子どもたちに格闘技の楽しさを伝える活動や、地域のPR活動でも貢献。新しい分野での活躍で、若さとバイタリティがある点が評価され受賞。
(あいさつ)燕市にありますサイジム所属のちびさいKYOKAと言います。県内2人目のプロ格闘家になります。私は国内で最小最軽量としていちばん小さくていちばん軽い選手として皆さんに応援してもらってます。
自分は元々スポーツ経験もなく、運動神経もなかったんですけど、格闘技に出会えて、自分に自信がもてるようになって、それを伝えたいなと思うので、格闘技やってるのと、自分が強くなって、生まれ育った燕市に良い報告をしたいなと思って頑張っています。
いつか大きい舞台に立ったりして、地元に恩返しをしたいと思っています。これからも頑張ります。応援よろしくお願いします。
(取組・受賞理由)「自分でものづくりをしてみたい」思いを持ち、電気関連という地場産業の中でも女性が入りにくい分野において、お客様から信頼される仕事ぶりで活躍。会社にとって欠かせない存在となっている。シングルマザーという環境での活躍が、エンパワーメントになると評価され受賞。
私は、14年前主人を亡くしました。14年間、今までやってきたという言葉でやってきたが、この賞をいただくことによってそれが過去形、常に過去形だったことに気がついて、きょうから今でもやっている、これからやっていくという進行形で、頑張れるようしたいなと思います。
何よりも、そういうつらい時期を支えてくれた周りの人たちに感謝して、きょうは特に会場に来ている母と弟に本当に感謝の言葉を伝えたいと思います。ありがとう。私はとても幸せです。きょうはありがとうございました。
(取組・受賞理由)健康や美容など、女性の強みを活かしたビジネスで成功。女性のライフステージやライフスタイルを考慮し、中学生以下の子どもがいるスタッフへの特別休暇の付与など、女性が働きやすい・いろいろことに挑戦できる環境づくりに取り組んでいる点が評価され受賞。
(あいさつ)皆さんこんにちは。このような賞をいただきまして、誠に感謝いたします。私は燕市に生まれまして、八王寺ですね、生まれて育ち、そして燕市で起業しております。さまざまな地域で学び、そして世界にも出ておりまして、それを燕に帰って、何とかこう燕市を盛り上げていきたいっていう思いで起業させていただきました。
うちの主人は、実は福岡で、福岡なんですけれども燕市に連れてきたというね感じで一緒に起業させていただいたんですけれども、私は常日頃やっぱり女性っていうのはもっと能力があって輝ける場所が必要なんじゃないかっていう思いで起業しておりまして、うちはやっぱり女性の社員が多くて、そしてお客様もやっぱり女性が多くて、そしていろんな悩みを聞くことも多いんですね。
そのなかでやっぱりこの悩みを解決できるのは私達女性ではないかっていう思いで、とにかく女性が働きやすい環境作り、そして悩みを解決して、皆様が働きやすい、そういうサポートできるサロンですね、そういったものを目指してやっていて、今年たまたまなんですけれども、この11月1日で20周年を迎えることができました。そして今年8月に6店舗目でもございます女性を輝くサロンっていうのをオープンさせていただきまして、そこではトレーナーさんを雇い、そして女性の体の悩みもしっかりと解決できるようなサロンを開かせていただいております。
これからもどんどん燕市に何か地域貢献をして、私自身が何か女性をもっともっと輝かせる職場であったり環境を作っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(取組・受賞理由)地域文化の伝承者として、郷土料理の料理教室や味噌づくり体験会などで活躍。燕市産農産物のPRや郷土料理伝承の一翼を担う。現代の米離れの課題に対する活動や、農村女性の経営参画・社会参画の促進への貢献が評価され受賞。
(あいさつ)皆様こんにちは。今日はこのようなとても素晴らしい賞をいただいて本当に感激してます。これからも自分たちの役割を忘れずに家族から協力してもらって、燕市のため、新潟県のためにも頑張っていきたいと思いますのでよろしく応援お願いします。