新潟県の加茂市と田上町を拠点に活動する一般社団法人加茂青年会議所(川崎大一朗理事長)は24日、新旧合同理事会を開き、創立60周年の節目となる来年度に向けて2024年度理事長予定者の西村太佑さん(36)の理事長所信や基本計画を決めた。
西村さんは廃棄物処理業(株)ニシトク(加茂市下条)の専務取締役。金沢工業大学卒で2017年入会で今は副理事長に就く。
西村さんは来年、60周年を迎えることについて「これまで加茂JCをずっと紡いでこられた先輩に感謝し、活動の拠点である加茂市、田上町に感謝しているところを式典や事業で体現していきたい」と語る。
差し迫った問題はほかの地域の青年会議所と同様に会員の減少。一時は70人を超す会員があったが、来年度は13人でのスタートとなる。
西村さんは「理事長候補者がいなくなったり、委員長候補者がいなくなったりすると会そのものが存続の危機になる。そういった経験ができるメンバーをどんどん育て上げていく1年間になっていくと思う」とした。
OB企業の後継者や起業を予定する若い人への入会の声かけを考えている。「来年は青少年向けの事業を周年の事業として取り組みたい。内容はプロジェクトで詰めていく」と思いを話した。