職場での LGBTQ+に関する取組評価指標「PRIDE 指標 2023」で、新潟県三条市は「ブ ロンズ」に認定された。「PRIDE 指標」での認定は、自治体としては全国で2例目、新潟県内では初めて。
評価された三条市の取り組みは、昨年8月に約300様式の申請書などにおける性別記載欄の削除と見直しを行い、9月1日には県内で2例目となるパートナーシップ制度と県内初となるファミリーシップ制度を導入した。
また、当事者の著名人をゲストとし た LGBTQ+に関する啓発イベント「Sanjo Rainbow Conference」を毎年度開催し、 多様性を認め合う機運の醸成を進めている。
庁内では、新潟県弁護士会レインボープロジ ェクト座長の黒田隆史さんを講師に、全職員向けに性的マイノリティに関する基礎理解に係る研修を実施。当事者の相談窓口を設け、パートナーの関係にある職員の結婚休暇などの取得を可能とした。
PRIDE指標とは、一般社団法人work with Prideが LGBTQ+の働きやすい職場づくりを目指し、2016年に日本で初めて策定した企業・団体などの取り組みを評価する指標。指標は 「PRIDE」の各文字に合わせた5つの評価指標、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement・Empowerment(社会貢献・渉外活動)で構成されている。
「ゴ ールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の三段階で評価され、「ゴールド」認定の企業のうち、国、自治体、学術機関、NPO、NGOなどとのセクターを超えた協働を推進する企業を「レインボー」として認定している。