中学校教諭と三条市議を務めた米田美智子さんに瑞宝双光章を伝達 (2023.11.29)

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中学校教諭35年のあと三条市議を3期11年務めた米田美智子さん(88)=新潟県三条市諏訪=が瑞宝双光章を受章し、29日、滝沢亮三条市長から米田さんに勲記と勲章を伝達した。

滝沢市長から瑞宝双光章の伝達を受ける米田さん
滝沢市長から瑞宝双光章の伝達を受ける米田さん

地域たすけいあいネットワークの立ち上げから会員、市議としても支援

訪問介護やデイサービス事業を行うNPO法人地域たすけあいネットワーク(山崎千代子理事長)が事務所を置く「かじまちの家」(三条市本町6)で伝達式が行われた。

地域たすけあいネットワークの元理事長らは、米田さんの功績に感謝した。地域たすけあいネットワークは、立ち上げのメンバーが、市議会に女性候補を送り出したいと米田さんを担いだ。


米田さんは1999年に会ができたときからの会員で、来年で25年になる。監事も4期8年間、務めた。介護保険が目の前に迫り、各地域の高齢者の人や困ってる人を何とかしようと米田さんも参加してくれ、米田さんはいつも市民参加を言い続けてきたと言う。

歓談する米田さん
歓談する米田さん

米田さんは「こちらこそ何ももわからず、議会でぽつんとしてた人間なのに、いろんな市民活動をして、私は広い世界へ出ることができた」と感謝した。

古民家を活用したかじまちの家が市民活動の象徴的な場になった。「市民が勝手に自分の親の介護をするグループとか、環境問題とか、立ち上がった人が結構、次々と出てきた」と米田さん。「三条は市民の人たち勝手に動いて、勝手な活動を始めてて、びっくりしていた。教員の世界から飛び込んで本当にびっくりして、三条のまちはいろんな視線からものが見えるまちなんだなと思った」と振り返った。


「状況に応じて皆さんの話を聞き、手をつないでやってきたら、こんな結果になっちゃったみたいな感じ」

歓談する米田さん
歓談する米田さん

米田さんが頑張れたのは「いつも応援してくださり、いいことやってるよとか言ってほめてくださるんで、調子に乗って、本当に勇気づけられて活動ができた」、「単にそのときそのときに状況に応じて皆さんの話を聞いたり、手をつないでやってきたら、こんな結果になっちゃったみたいな感じ。そんなに意図してやったことはありません」と周囲を立てる。

「こんなに三条の活気がある姿を、私は身に染みて感じ、自分もそうやって動いてきたわけなんで、今の動きを、それぞれが勝手に動いて、いつの間にかそれがひとつのイメージにかたまると、みこしみたいのができちゃったりする。それが市民活動の良さだと思う」と、今もこれからも市民、シチズンの力を信じている。

市長に「威厳なんてどうでもいい。威厳じゃなくて活気」

左から滝沢市長、米田さんの長男淳さん、米田さん、地域たすけあいネットワークの山崎理事長
左から滝沢市長、米田さんの長男淳さん、米田さん、地域たすけあいネットワークの山崎理事長

滝沢市長が「三条市のためにいろいろよろしくお願いします」と頼むと米田さんは「しゃべりたいことをしゃべらせていただきます」。地域たすけあいネットワークの会員に「また引っ張ってってください」と言われると「いやだよ。もうついていく」と軽妙に切り替えして笑わせた。


米田さんに「かわいらしい」と評された滝沢市長は「私も米田さんに威厳があると言われるようになるまで頑張る。かわいい市長じゃなくて米田さんに認めてもらえるまで」と返せば、「威厳なんてどうでもいい。威厳じゃなくて活気」と諭し、滝沢市長も「活気がある市長として頑張っていく」と答えた。

また、10歳で終戦を迎えた米田さんは、戦時中の思い出も話し、強い反戦平和の願いに力を込めていた。


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