新潟県燕市は、 生きづらさに苦しむ子どもや若者に向けたSNS相談「生きづらびっと」を運営する厚生労働省の認定事業者、NPO法人自殺対策支援センターライフリンク(東京都千代田区)と「自殺対策SNS等相談事業における連携自治体の協定」を締結し、自殺対策を強化する。全国の24自治体と協定を締結しており、県内では見附市、南魚沼市、長岡市に次いで燕市で4自治体目。
NPO法人自殺対策支援センターライフリンクは、自殺対策を「生きる支援」ととらえ、誰も自殺に追い込まれることのない「生き心地の良い社会」を実現するために活動している団体。厚生労働省のSNS地域連携包括支援事業の「基幹 SNS 相談事業者」として厚生労働省から唯一、指定を受けている。
「死にたい」、「消えてしまいたい」といったつらい気持ちを安心してLINEを使ったSNSとWEBから相談できる「生きづらびっと」を運営している。
「生きづらびっと」は誰でも利用できるが、協定締結により相談内容に応じて具体的な支援の必要性がある場合、本人から同意を得たのちに市の担当者につなぐといった連携がよりスムーズに図れるようになる。
利用者は、燕市健康・医療・子育てLINEのリッチメニューから自殺対策SNS相談を選択し、NPO法人ライフリンクの提供する「生きづらびっと」によるSNSかWEBで相談する。新潟県は全国的にも自殺死亡率が高い。