新潟県三条市の三条商工会議所青年部(結城靖博会長・会員91人)は、創立20周年記念事業として、北陸自動車道の三条燕インターチェンジ出入口に設置してある老朽化したモニュメントを再生し、完成を報告する記者会見を開いた。
今回のモニュメントは須頃3丁目の「カレーハウスCoCo壱番屋三条燕インター店」の前の緑地帯に設置してあるもので、10月下旬に青年部会員により草刈りやゴミ拾いを行った。その後三条市内の塗装業者によりモニュメントの補修、下地の塗り直しが行われ、最後に手描きのイラスト塗装作業が行われた。
また、11月12日に三条東公民館主催のオータムフェスタ内でそこに集まった保育園児から小学校低学年までの約20人の子どもたちにパネル塗装をしてもらい、モニュメント最後のイラストを一緒に作り上げた。
今回の事業を担当した感謝20周年委員会の川口純平(かわぐち じゅんぺい)委員長(30)=川口工器株式会社代表取締役社長=は、今回の事業を振り返り「燕三条の玄関口の景観を美しくできたことは、非常に意義深く思います。新潟県の管轄で許可申請など大変なことも数多くあったが、多くの皆さまにご協力をいただいてこの事業ができました。より多くの人にこの新しくなったモニュメントを見てもらいたい」と話した。
デザインを担当したのは、knead design代表の山口佳乃さん。TSUBAME SANJOの文字に地域の特色をカラフルに表現している。最後の子どもたちと描いたイラストは、三条の「三」の字をモチーフに信濃川と田園を表現し、ツバメが飛んでいるデザインとなっている。
今後、燕三条の出入り口に長く残るモニュメントの一部に、地域の未来を担う子どもたちが制作に参加してくれたことはとても感慨深い。
モニュメントの完成は新潟県に完成の届出を提出した12月30日となり、今回制作したものに関しては、三条商工会議所青年部が新潟県へ寄贈する。
(文・三条商工会議所青年部)