新潟県三条市で2日、昨年に続いて三条市出身の全盲のシンガーソングライター、佐藤ひらりさん(22)のコンサートを中心とした多様性への理解を図るイベント「ツナガルフォーラム」が開かれ、入れ替わりもあって出演者を含めて約800人もの来場者があり、盛り上がった。
三条市体育文化会館を会場にマルチホールでコンサートが行われた。あわせてアリーナでも障がい福祉サービス利用者の作品展示や障がい福祉サービス事業所の飲食や物品の販売、ふわふわ遊具の設置などが行われた。
コンサートは2部構成。第1部は佐藤ひらりさんのキーボード弾き語り。第2部は市内の子どもたちや障がい福祉施設の利用者などが出演し、最後は佐藤ひらりさんとの共演で締めくくった。
第1部で佐藤ひらりさんは、オリジナル曲は季節に合わせてクリスマスソングメドレー、「ジュピター」や「アメイジンググレイス」などを10曲を1時間にわたりたっぷりと演奏した。
第2部は三条高校書道部の書道パフォーマンスといからし工房太鼓クラブの共演で華やかにスタート。三条市の石月誠人さんがビデオ出演でエレクトーン演奏、レインボースターズのチアリーディングと音楽サークルまつぼっくりのダンスの共演、第一中吹奏楽部とまつぼっくりの演奏と続いた。
来場者は出演者の家族や知り合いが多かったが、次々と舞台転換して披露されるパフォーマンスは飽きさせることがなく、2時間余りに及ぶステージもあっと言う間だった。