新潟県弥彦村教育委員会は、11月24日に村立小中学校の給食で提供した「せんべい汁」に使った「南部せんべい」の製造元の一部商品の使用原料の小麦粉に基準値を超えるカビ毒が検出されていたと6日、発表した。食材との因果関係はわかっていないが、これまでに下痢症状がみられたとの連絡が保護者から1件あった。
1日に南部せんべいを納入した新潟県学校給食会(食材納入業者)から小麦粉に基準値を超えるカビ毒、デオキシニバレノールが検出されたという知らせがあった。
報告を受けて弥彦村教委は、1日に保護者あてに連絡文書を配布し、児童生徒の健康観察を行ってきたが、下痢症状の1件以外の報告はないが、健康被害の有無などについての調査結果について、製造元からの報告を待っている。
カビ毒が検出されたのは、志賀煎餅の「南部小麦かやき煎餅」。志賀煎餅では、賞味期限が来年1月17日から2月22日までの商品を自主回収しているが、各地の学校給食などに納入されている。