新潟県燕市は9日、燕キャプテンミーティングの1回目を開き、キャプテンやリーダーとなる市内中学校の1、2年生41人が参加して講師のサッカーアルビレックス新潟のMF島田譲選手(33)と燕市出身出身で車いすバスケットボール新潟の知野光希選手(22)の対談を聞いた。
燕キャプテンミーティングは、中学生のキャプテンやリーダーとしての資質向上を図るのが目的でことしで10年目。トップアスリートや優れた指導者の講話やスポーツ体験活動を通してリーダーとしての心構え、チームづくりのポイントを学び、望ましい集団づくりや部活動に生かす能力を養っている。
今年度は2日間で計画し、9日はその1日目。島田選手は茨城県水戸市出身で、ことし6月には燕市子育てサポーターに任命されている。知野さんは4歳で病気のために下半身が動かなくなったが、2022年9月にタイで開かれた車いすバスケットボールの世界選手権大会に日本代表メンバーとして出場し、史上初の優勝を成し遂げた。
対談は、新潟お笑い集団「ナマラエンターテイメント」の高橋なんぐさんがコーディネーターを務め、2人のこれまでの歩みを振り返り、競技に向かう姿勢などを話してもらった。
最後に島田さんは「いろんなリーダーがいていいと思うので、自分の特徴を生かしながらクラス、部活、燕市のリーダー、日本を背負っていくようなリーダーになってほしい。少しでもこの話が役に立てばいい」。
2日目は2日目は来年1月20日に開き、1日目の内容をもとにしたワークショップを行って、より良いチームのつくり方を実践で学ぶ。