国交省北陸地方整備局は15日、国道289号八十里越工事は、ことし夏の豪雨による被災カ所の追加工事や想定外の強固な岩盤の発見で工程遅れの課題が発生し、2026年秋から27年夏となる見込みで、開通時は一部現道を活用した暫定開通で冬期間は通行止めになると発表した。
21年4月に「今後5か年程度で全線開通」と公表されたことから26年の開通が期待されたが、27年夏までずれ込む可能性が出てきた。
国交省施工区間で、ことし夏の豪雨による斜面崩落などの被災カ所の追加工事や想定外の強固な岩盤の発見による工程遅れの課題が発生した。
また、福島県施工区間の、(仮称)平石山トンネル区間で用地取得に時間を要していることや、追加の雪崩対策が必要になり、26年秋から27年夏の開通では、一部現道を活用した暫定開通となり、冬期間は通行止めになる。
暫定開通の具体な時期と冬期の通行形態は、これら課題への対応や積雪期に工事ができないことも踏まえて精査を進めている。
暫定開通後、福島県施工区間の工事が完了しだい、冬期間も含めた通年の全線開通となる予定で、その時期も今後、精査する。
■国道289号八十里越 工事の進捗状況について【PDF:3.5MB】 ? 【12月15日】長岡て【PDF:3.5MB】