国交省北陸地方整備局が15日、国道289号八十里越工事が遅れ、しかも暫定開通になると発表したが、開通時期を「令和8年(2026)秋から令和9年(2027)夏」と公表した。2026年9月1日から27年8月31日までの1年の間に開通すると示したことになり、12月16日現在で開通まで残り最短990日、最長1,354日となった。
これまで開通の時期は2021年4月に「今後5か年程度で全線開通」と公表されていた。ちょうど5年後なら2026年4月。工事の遅れもあり開通はそれより遅れるものの、開通の時期はより明確になったと言える。
八十里越は県境をまたいで新潟県三条市と福島県只見町を結ぶ。三条市側の玄関口となる三条市下田地区にある日帰り温泉「いい湯らてい」と「道の駅 漢学の里しただ」では11月下旬から開通までの残り日数を表示する非公式の「勝手にカウントダウン」パネルを作成、掲示している。
パネルには「日付を巻き戻す場合がございます」とあり、当初は残り「730日」としたが、今は「999日」とさっそく巻き戻っている。いずれにしろ開通時期がより明確に示されたことで、開通が遅れるのは残念だが、開通が迫っていることをより現実的に感じられるようになった。