新潟県の燕市や新潟市南区の一部にガスを供給する白根ガス株式会社(本間章代表取締役社長・燕市水道町4)は18日、ことしも燕市子ども夢基金に5万円を寄付した。
本間社長が市役所を訪れて鈴木力市長に寄付を包んだのし袋を手渡した。同社は毎年暮れに燕地区ガス展で菓子などを販売した売上金から10万円を寄付してきた。
新型ウイルスの感染防止のため、2020年からガス展を休んでいるが、寄付額を減らしながらも同社の持ち出しで寄付を続けている。
ことしも開催を見送った。本間社長は、ことしこそはと計画していたが、5月に新型ウイルスが5類に移行して感染者が増え、7月下旬に従業員の半数が感染や感染疑いで出社できない事態になったと話した。
「ライフラインの都市ガス事業なので安定供給を最優先に、ことしもやむなくガス展を中止した。そのような状況のなかでも子ども夢基金への寄付はやはり継続すべきという判断をし、ガス展開催に比べると少額になるが寄付させていただく」と本間代表は恐縮。鈴木市長は「有効に使わせていただく」と感謝した。