「女性のための日本酒」をコンセプトに女性がつくる日本酒「NIIGATA LADY 酒 PROJECT @ れでぃっしゅ」の第3弾として栗山米菓(新潟市北区)の女性社員が弥彦村の特別栽培米「伊彌彦米(いやひこまい)」の栽培にかかわり、日本酒の仕込みにも参加して産まれた新酒「染ーそまりー」が誕生した。
弥彦村の酒蔵の弥彦酒造と酒類の総合卸売業の新潟酒販(新潟市西区)が主体となったプロジェクト。2年前の新潟酒販、昨年の日本航空に続いて、ことしは栗山米菓と3社でタイアップした。
ことしも弥彦村上泉地内の田んぼで栗山米菓の女性社員が田植えと稲刈りを行い、さらに弥彦酒造で収穫したコシヒカリの伊彌彦米で仕込みも行い、栗山米菓のせんべいをつまみに食べられるようなやや辛の酒に仕上げた。
このあと「火入れ」という加熱処理を行って来年3月6日に4合瓶(720ml入り)で発売する。
同時に栗山米菓は、この新酒に合うせんべいを開発した。伊彌彦米を使い、同社の看板商品「ばかうけ」に新潟独自のみそ「神楽南蛮味噌」を使った新商品を開発。柿の種を少し大きくしたような米菓で、香ばしく神楽南蛮の辛みは酒のつまみに打ってつけだ。日本酒と同じく来年3月の発売予定だ。
18日、ホテル日航新潟で新酒発表会が開かれ、本間芳之弥彦村長も出席。栗山米菓の女性社員のひとりとして日本酒造りに参加した栗山純子取締役は、日本酒を試飲した女性の顔が赤く染まるようすから「染ーそまりー」と命名したと話し、「日本酒と米菓の2つの相性もとっても良く、ぜひご賞味いただきたい」とアピールした。