1日夕方の能登半島地震で2日になってさらに新潟県内でも被害が明らかになり、液状化現象で被害の大きかった新潟市西区を中心に被害状況を取材した。
新潟市西蒲区巻の新潟県農業大学校付近の水田地帯を走る道路が波打って通行止めになっている。比較的新しい道路のようで、20011年の東日本大震災など大きな地震の揺れを経験していないように思える。盛り土をした上に舗装してあり、路面には水が浮いた所があり、液状化現象が発生したようだ。
越後線と平行するようにその南側を走る県道16号・新潟亀田内野線沿いの新潟市西区大野地内の建物は軒並み被害を受けている。
新潟大野郵便局は玄関前の階段が崩れ、近隣には傾いている建物がいくつもある。舗装がひび割れし、店舗の屋上駐車場へのスロープがひび割れし、電柱や塀が傾くなど、震源から約150kmも離れているとは思えない大きな被害が出ている。
JR東日本は2日、越後線を新潟-柏崎駅間で終日、運転を見合わせたが、JR東日本の公式X(旧twitter)アカウントで、線路の道床陥没が発生したとポストした。関屋-越後赤塚駅間は5日まで運転を見合わせ、昼夜を問わず復旧作業を行って6日昼ごろの再開を目指す。新潟-関屋駅間と柏崎-越後赤塚駅間は3日から上下線で運転を再開する。
越後線は地震による線路の道床陥没のため、関屋〜越後赤塚間で1月5日(金)まで運転を見合わせます。昼夜を問わず復旧作業を行い1月6日(土)昼頃からの運転再開を目指します。
— JR東日本【信越エリア】運行情報 (公式) (@JRE_Shinetsu_A) January 2, 2024
新潟〜関屋間・柏崎〜越後赤塚間は1月3日(水)から上下線で運転を再開します。
バス等による代行輸送は行いません。 pic.twitter.com/NqoH0xoXmO